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以前から、石彫品などでお世話になっていた石材店へ、お墓のリフォームの相談に父が伺ったのは平成18年。

約半年ほど打合せを重ね、その間に父の体調が悪くなり、代わって私が打合せをすることが多くなり、結局父は、お墓の完成を見届けることは叶わず旅立ちました。

石垣の納骨室を一度ばらして再度接着しながら元のように組み直し、上部の仏石一式と花立や線香立て、供物台などを御影石で新しく作り替えました。

それから数年後…

あの熊本地震が起きました。

地震から数日、富合店の店長さんが、お墓の様子を見に来てくれました。

自社で建てたお墓を社長さんや他のスタッフさんたちと手分けして状況確認に回っているとのことでした。

おかげさまで、うちのお墓は、何ともなく、地震の影響はありませんでした、と報告すると、店長さんも喜んでくれました。

あの時にリフォームをしていなかったら…と思うと本当によかったです。

 

父から引き継いだこの墓を、これからも守り続けていこうと思います。