まるでハートが生まれ出す瞬間のような棹石の斬新なデザインと、ガラスの碑銘の組み合わせを展示場でご覧いただき、ひとめぼれでお決めくださいました。

展示場では、両サイドに植栽を施していましたが、実際に今後のお手入れをお施主様が続けていかれるのは難しいので、拝み場と同じ乱貼り加工に変更しました。

ブロンズとガラスの水鉢はお施主様の奥様がご準備されました。お墓とすごくマッチしています。

棹石の両サイドの碑銘には、ご経営されている会社の屋号から菊の花をお選びになられ、彫刻させていただきました。

一見、大理石にも見えますが、使用しました石は、御影石です。大理石はその流れるような模様などが美しいのですが、実は酸に弱く、お墓などにはあまりお勧めできません。

こちらで使用いたしました2種類の石は、その大理石の特徴的な『マーブル模様』(ちなみに“マーブル”とは『大理石』のことです。)が御影石でも見られる珍しい石種です。同じ模様は二つとしてありませんから、本当の意味で『世界にひとつだけの墓』となります。